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製品試験

当社の製品については、社内独自の試験規格を設定し、U.M.W.複合荷重走行試験機、静荷重試験機、乗越衝撃試験機、回転・旋回性能試験機、落下衝撃試験機、その他の試験方法を用いて、各種条件での耐久試験を行い、常に性能チェックし、安全確保を図っております。


U.M.Wキャスター複合荷重走行試験

試験機の運動(キャスターの軌跡)

キャスターを試験機に取り付け、荷重を加え試験機を始動すると路面盤が左右の往復運動を起こし、同時にキャスターも路面と連動して路面盤に対し前後の往復運動を起こします。


この連繁作動によりキャスターは一周約2.45m直線走行(A)、斜線走行(B)、曲線走行(C)、方向転換(D)の連続運動を行います。


当試験機は短い区間の中で、連続して各種の無理なロードがかかるため非常に過酷であり、耐久力のある製品を生み出す原動力となっています。


試験機の運動(キャスターの軌跡)

※ 試験方法は、社内規格による。
★試験速度 1㎞/h          ※ 掲載数値はサンプル製品の例であり、キャスターの種類により異なります。

製品No. 車輪 試験荷重(KN)
〈〉内は許容荷重
走行距離
(m)
旋回回数 試験結果
材質
(㎜)

(㎜)
No.105ZH 合成ゴム 63 37 1.57 <120㎏> 2,000 1,632 異常無し
No.105HB-PA ポリウレタン 65 38 3.92 <300㎏> 5,000 4,080 異常無し
No.105HB2-EP E.P.エンプラ 65 38 3.92 <300㎏> 5,000 4,080 異常無し
No.105HB-P フェノール 65 38 3.04 <230㎏> 5,000 4,080 異常無し
No.105WHB-P フェノール 65 48 5.3 <400㎏> 5,000 4,080 異常無し

試験荷重…3点支持荷重=許容荷重×4÷3

静荷重試験

キャスターを試験機に取り付け、垂直方向に連続的に設定荷重を3分間加圧し、荷重開放後、キャスター各部の測 定を行います。


静荷重試験

※ 掲載数値はサンプル製品の例であり、キャスターの種類により異なります。

製品No. 車輪 許容荷重
(㎏)
JIS規格 社内規格
材質
<>内はベアリング

(㎜)

(㎜)
垂直力測定
許容荷重
×3倍
試験結果 限界荷重測定
許容荷重
×5倍
試験結果
No.105ZH 合成ゴム
<メタル>
63 37 120 3.53KN 胴体旋回部、車輪、
車軸等異常なし
5.88KN 胴体旋回部極軽いゴロつきが発生するが使用上問題の無い程度。車輪、車軸等異常なし。
No.105HB-PA ポリウレタン
<ローラーベアリング>
65 38 300 8.83KN 同上 14.7KN 同上
No.105HB2-EP E.Pエンプラ
<ラジアルベアリング>
65 38 300 8.83KN 同上 14.7KN 同上
No.105HB-P フェノール<ローラーベアリング> 65 38 230 6.77KN 同上 11.3KN 同上
No.105WHB-P フェノール<ローラーベアリング> 65 48 400 11.77KN 同上 19.6KN 胴体旋回部、車輪、車軸等問題なし

限界荷重…許容荷重…許容荷重×5倍

乗越衝撃走行試験・衝撃加速度(m/s2)測定試験

乗越衝撃走行試験

キャスターを試験機に取り付け、許容荷重を負荷し、突起を付けたドラムを回転させて、連続的に衝撃を与え、耐久力テストを行う。

乗越衝撃走行試験


衝撃加速度(m/s2)測定試験

乗越衝撃走行試験時に連続的に衝撃を与えて、衝撃加速度(m/s2)を衝撃値測定器(デジタルストレージスコープ・ 直視式電磁オシログラフ)で測定しています。

衝撃加速度(m/s2)測定試験

※ 試験方法は、JIS規格による。但し、☆印は社内規格による。
※ 掲載数値はサンプル製品の例であり、キャスターの種類により異なります。

製品No. 車輪 試験荷重
(KN)
突起高さ
(㎜)
走行速度
(km/h)
乗越回数 衝撃加速度
(m/s²)
試験結果
材質

(㎜)

(㎜)

No.105ZH 合成ゴム 63 37 1.18 2 4 6,300回 10.89 異常なし
No.105HB-PA ポリウレタン 65 38 2.94 1 4 6,300回 1.67 異常なし
No.105HB2-EP E.Pエンプラ 65 38 2.94 1 ☆2 ☆1,500回 16.28 異常なし
No.105HB-P フェノール 65 38 2.26 1.5 ☆2 ☆1,500回 26.19 異常なし
No.105WHB-P フェノール 65 48 3.92 1 ☆2 ☆1,500回 25.8 異常なし

回転性能・旋回性能試験

回転性能試験

キャスターをアームに取り付け、許容荷重を負荷し、車輪の進行方向に対し、始動角度直線に置き、始動させ、そ の時の始動抵抗力を測定します。


旋回性能試験

キャスターをアームに取り付け、許容荷重を負荷し、車輪の進行方向に対し、始動角度を90度に置き、旋回始動させ、その時の旋回始動抵抗力を測定します。

旋回性能試験

※ 試験方法は、JIS規格による。但し、☆印は社内規格による。
※ 掲載数値はサンプル製品の例であり、キャスターの種類により異なります。

製品No. 車輪 許容荷重
(KN)
〈〉内は許容荷重
始動抵抗力及び抵抗係数
回転性能 旋回性能
材質 径(㎜) 巾(㎜) 抵抗力(N) 抵抗係数 抵抗力(N) 抵抗係数
No.105ZH 合成ゴム 63 37 1.57(120kg) 70.6 0.06 82.4 0.07
No.105HB-PA ポリウレタン 65 38 3.92(300kg) 44.2 0.015 176.6 0.06
No.105HB2-EP E.Pエンプラ 65 38 3.92(300kg) 23.5 0.008 59.8 0.02
No.105HB-P フェノール 65 38 3.04(230kg) 17.7 0.008 67.7 0.03
No.105WHB-P フェノール 65 48 5.3(400kg) 43.2 0.011 115.8 0.03

落下衝撃試験

キャスターを試験機に取り付け、錘(20kg)を20mmずつ高くし、自然落下させて、その時の衝撃落下速度(m/s2) 記録計にて測定。製品全高、車輪歪量、胴体旋回部、車輪回転部、車軸等の状態をチェックし、キャスターとして使 用する限界状態を確認するまで繰り返し行います。

落下衝撃試験

※ 試験方法は、社内規格による。
★試験速度 1㎞/h           ※ 掲載数値はサンプル製品の例であり、キャスターの種類により異なります。

落下高さ 回数 全高
(㎜)
変形量
(㎜)
衝撃加速度
(m/s²)
作用力
(KN)
試験結果
0㎜ 0 92.0
20㎜ 1 91.8 -0.2 294.2 5.88 胴体旋回部、車輪、車軸異常なし
40㎜ 1 91.5 -0.5 392.2 7.84 同上
60㎜ 1 91.3 -0.7 490.3 9.81 同上
80㎜ 1 91.1 -0.9 539.3 10.79 旋回部軽いゴロつき派生、車輪、車軸異常なし
100㎜ 1 90.9 -1.1 588.4 11.77 旋回部ゴロつき僅かに拡大、車輪、車軸異常なし
120㎜ 1 90.7 -1.3 637.4 12.75 旋回部ゴロつき限界状態、車輪、車軸異常なし

CADシステム

信頼できる製品は緻密な設計システムから誕生します

新製品開発段階の設計、製品図面の作成・管理また、製造段階での金型の設計等、
開発からメンテナンスまで、CADシステムにて当社製品に関するすべてを統括し管理を行っています。

CADシステム

弊社では製品2DCADデータの配布を行っております。
ご入用の方は、お電話(03-3800-5681)もしくはお問い合わせフォームより、ご依頼下さい。

※ データの配布は、キャスター(製品)のみとなっております。交換用車輪・ホルダーのデータ配布は行っておりません。  
予めご了承くださいませ。


品質についてのお約束

私たちは高品質のものしか提供いたしません。
独自の製品試験を採用し
最高のパフォーマンスをお届けしています。

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